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6/17/2021

GAS(Google App Script)をVSCodeで編集する

  • JavaScript

GAS(Google App Script)をVSCodeで編集する

GASをローカル環境で扱えるようにすることで

  • 使い慣れたエディタで使用することが可能
  • Gitでのバージョン管理ができる

といったメリットがあります。

claspをインストールする

Google公式のCLIツール「clasp」を導入します。
下記のコマンドを実行するとインストールが始まります。

npm install @google/clasp -g

Googleアカウントにログイン

次のコマンドを実行すると、ブラウザでGoogleアカウントの認証画面が開きます。

clasp login

このタイミングでルート直下に「.clasprc.json」というファイルが生成されます。
※このファイルは後で説明するログアウトのコマンドを実行すると削除されます。

Google Apps Script APIをオンにする

設定画面(https://script.google.com/home/usersettings)からGoogle Apps Script APIをオンにしておきます。

スプレッドシートをCLIから作成

次のコマンドを実行してスプレッドシートを作成します。

clasp create test --type sheets

上がシートへのリンク、下がスクリプトへのリンクとなっています。

JSファイルをGASにpushする

今回はテスト用に「test.js」を同じディレクトリ内に作成して、console.logを出力してみます。

JSファイルの記述・保存して、次のコマンドを実行すると、GASに反映されます。

clasp push

GASからpullする

次はGAS側でコードを追加したものをローカルに反映します。
次のコマンドを実行すると、ローカルに反映されます。

clasp pull

 Googleアカウントからログアウト

次のコマンドを実行するとGoogleアカウントからログアウトして、ルート直下に生成された「.clasprc.json」が削除されます。

clasp logout